●子宮頸管からの採取
- 膣鏡を用いて、露出した子宮膣部(外子宮口を中心にして)をガーゼまたは綿棒で軽く清拭し、過剰な粘液を除去します。
- 専用綿棒を外子宮口部より子宮頸管内に挿入し、5〜10秒間回転させて上皮細胞を採取します。
- 綿棒を膣壁に接触しないようにして、引き抜きます。
- 検体採取後、綿棒を専用容器の希釈液の中に入れます。
- 綿棒軸には綿球の先端より約5cmの位置にスリットがありますので、このスリットを容器口にあてて折り、綿球を入れたまま密栓してください。
- 密栓後、凍結保存してください。
[ご注意点]
綿球の先端を子宮頸管内に強く挿入したり、押し付けながら強く擦過すると、スリットの位置で綿棒軸が折れる可能性がありますのでご注意ください。
●男性初尿からの採取
- 検体採取の少なくとも1時間前より排尿しないでください。
- 初尿約10mlを採尿カップに採取します。
- 採取後、1500〜2500G(ローター回転半径15〜25cmの遠心器3000rpm)で15分間遠心分離します。
- 遠心分離後、上清を捨て沈渣を残します。
- 沈渣に専用容器中の希釈液を全て加えて良く攪拌します。
- 専用容器に移し換えて凍結保存してください。
注:専用容器のため、他項目との重複依頼は避けてください。
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